ここ数日熊本での地震のニュースを見る度に被災された方々の
辛い状況が続いていることに胸が痛みます。
この地震で、エコノミークラス症候群で亡くなられたことが
ニュースで取り上げられています。
私が静岡赤十字病院にいた頃に、このエコノミークラス症候群に
ついての論文を作成したこともありますので、一言述べさせて頂こうかと思います。
このエコノミークラス症候群は、「トイレへ行くこと」との関連が重要なのではないかと
思われます。
そもそも、エコノミークラス症候群とは飛行機のエコノミークラスの狭い座席に
長時間、足を曲げている状況が続くことが原因で足の血管に血の塊が出来る病気です。
飛行機の場合も、席が狭いことにより乗客はトイレへ行くことを避け、水分を控え、
それが結果的には、脱水→血栓形成とつながっていくとされています。
今、熊本で車中泊をしている方々も同様の状況にあり、仮設トイレが遠いこと、
混み合っていることなどの理由により、トイレを使用したくないことから、
水分を控えてしまっているという報道を見ました。これは非常に危険な状況です。
一番良いのは、仮設トイレの数がもう少し多く設置されることですが、
止むを得ず車中泊をされている方々はできる限り、
車内で長時間同じ姿勢でいることはせず足を動かすこと、そしてトイレへ行くことを気にせず、
出来るだけ水分をよく取るようにするのが望ましいのではないかと思われます。
http://www.js-phlebology.org/journal/meeting/abstract.php?mc=22&s=3&p=B&no=1
着々と工事進んでいるようです。
皆さまが、快適にして頂ける空間が出来そうです。
恵総合企画の方々、とてもいい仕事してくれてます!